倦怠期と冷却期間と再確認
私は大学2年生の頃から5年間、付き合った彼女がいました。
しかし倦怠期を迎えており、トキメキや新鮮味はほぼゼロで、まさに惰性というのがピッタリの付き合いでした。
その頃、周りが結婚をするようになり、彼女との関係を考えるとようになりました。
そして、私は彼女との将来が上手く想像できず、彼女と別れることを決意しました。
彼女は嫌がりましたが、私は新しい道を探すべく納得してもらいました。
別れた後は心にポッカリ穴が空いたような気分でしたが、その穴を埋めるべく私は合コンに明け暮れました。
初めは新鮮でとても楽しかったのですが、徐々に楽しみも薄れていきました。
結婚相手を探そうとすると、彼女と比較している自分に気付きました。
そして、彼女を越える人はおらず、彼女の素晴らしさを再確認することになりました。
とはいえ、私から別れたので、彼女に連絡を取ることはできず、結局合コンにも行かなくなりました。
別れて10カ月後、私は誕生日を迎えました。
彼女はおらず、独りでした。
久しぶりに独りで、寂しく、彼女とのことを取り留めもなく考えていました。
そんな私に彼女から誕生日を祝うメールが来ました。
私の我慢は限界を迎え、すぐに返信し、その後、焦れったくなり電話し、もう一度付き合ってほしいと素直に頼みました。
彼女ともう一度付き合うことになりました。
結果的に私が告白した形ですが、彼女も私と復縁すべく、私の性格をしっかり織り込んだ策を練り、実行し、見事に成功させました。
今回の復縁の成功の要因は、当たり前になっていた相手の良さの再確認できたことだと思います。
他に好きな人ができたとかなら、話は違いますが、私のように倦怠期からの別れにおいて、往々にしてよくあることだと思います。
人間は失くなってからではないと、その価値に気付かないのだと思います。
それを静かに自分で気付く時間を作ることで、相手の良さを実感し、好きな気持ちが甦ってくるのだと思います。
同時に失くしていた配慮や気配りも取り戻して、それが相手に伝わり、復縁へと進んでいくのではないでしょうか。
彼女は10カ月間、全く音沙汰がなく、絶妙なタイミングで手を差し伸べてくれました。
もし別れた後の新しい方向に突き進んでいた時期だったら、煩わしく感じたかもしれません。
絶妙の冷却期間だったと思います
失ってから大切さに気付くとよく言われますが、本当その通りですよね。
今回は彼女から復縁を迫ってくれたのでうまくいきましたが、振った側だとしても自分から復縁を迫らないといけない場合もありますよ。